若年性のパーキンソン病は遺伝する可能性もゼロではないようです

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30年以上知らなかったパーキンソン病の遺伝の可能性のこと

母は若年性のパーキンソン病を32年患い、戦ってきました。

そう、本当に『戦ってきた32年』でした。高齢者になるとパーキンソンの発症率はあがるのですが、若くして発症するケースは稀なのです。

母が亡くなった施設入所した際に医者から、

遺伝性かもしれませんご家族や親せきにパーキンソンの方はいますか?

と聞かれました。

実際、母の妹がやはり若くして60歳になるかならないかで診断を受け現在も闘病中なのです。遺伝性があるとしたら、私や兄にも若年性のパーキンソンとなる可能性はゼロではないとも言われました。

遺伝子検査をしても発症するかとわかる確率は少ない

遺伝子検査をすると、将来的にパーキンソン病にかかる確率がどのくらいなのか?はわかるがそれも正確ではないとのこと・・・

かかるかもしれないし、かからないかもしれない・・・でも少なからずかかる確率はゼロではないと・・・

母が生きている間に遺伝子検査を受けようか?と兄と話していました。でも、結局、母の遺伝子を採取することもできないまま、母の症状はどんどん悪くなり、逝ってしまったのです。

それが果たして良かったのか、どうなのか?

母がパーキンソン病を発症した年齢まであと数年

私の今の年齢から母が発症した年齢まであと数年・・・

現在私は子宮の疾患を持っているためホルモン剤を服用しています。ホルモン数値を抑える薬です。なので、更年期のような症状が出ています。

母が発症した年齢は、すでに更年期の症状が出ていた年代・・・

現在私は、薬の副作用で関節が痛かったり腱鞘炎が悪化して、最近は手足のこわばりがあり、発症直後の母の姿を思い出してしまいます。

母も手足のこわばりから思う様に関節を動かすことが難しかったり、躓きやすくなったりしていたのです。

似たような症状を自分が感じると

もしかして??

と思ってしまいます。

でも、心のどこかで

私は発症しない

そんな気もします。

自分がいざ母と同じ世代でパーキンソン病を発症したら

でも、いざ自分がパーキンソン病を若くして発症した時、この病気とどのように向き合っていくのだろうか?

と考えることがあります。

母のように最期まで病と闘い続けることが出来るのだろうか?

自分の体が思うように動かなくなり自由が利かなくなる、でも頭はしっかりしている・・・

32年母を見続け介護をしてきて、想像を絶するような苦しみを身近で見てきたからこそ、同じ病になりあと30年以上もの間、病と闘う覚悟は今の私には到底ありません。

何度も、死という言葉を口にして、時には自殺未遂を起こした母。

それは家族へ、自分の苦しみを知ってほしいアピールだったとしても、きっと介護をしている私たち家族ですら理解できない精神的な苦しみが母を毎日のように襲っていたのでしょう。母はそんな毎日を過ごしてきたんです。しかも32年も・・・

そんな闘病生活を送った母は芯から強い、そう思うのです。

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