今や子育てと介護だけではない??ダブルケアの現状と家庭背景

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今や子育てと介護だけではない??ダブルケアの現状と家庭背景

ダブルケアの根本は子育てと介護の両立のことを言っていた、その言葉の産みの親は?

ダブルケアという言葉が聞かれるようになったのは、2012年、横浜国立大学大学院准教授の相馬尚子さんと、英国ブリストル大学山下順子上級講師のお二人共同研究の中で、この言葉を生み出し、育児と介護の両立の問題提起をしたことで、国が実態調査に乗り出したのがきっかけとなります。

調査を始めて現在に至るまで、ダブルケアに対して一定の進展はあるものの、まだまだ大きな課題は 残っていると言われているほど、ダブルケア人口は増え続け、その時代時代での課題が浮き彫りにされています。

過去の記事にもダブルケアのことを書かせていただきましたが、ダブルケアは、女性の社会進出や晩婚により育児介護が同時来るという時代が来ているためこのようなケースが増えていると言われています。

https://yumenokakehashi.site/2020/04/30/kaigo-daburukea/

相馬准教授と山下上級講師らがソニー生命と共同で全国規模で調査した中、育児と介護のどちらが先に始まったか?というアンケートに、育児が先が82.1%に対し、介護が先が11.5%であった。また、同時と言う回答が7.2%もあったといいます。

また、今や情勢は社会の中で活躍しながら子育てをし家庭を支える要となる人も増えており、現在の職場では子育てと介護の両立をしやすい環境にあるか?の質問に、36%がしづらいと答えていたといいます。(ソニー生命調査より)

ダブルケアの概念は今や広い意味で言うこともある

現代ではダブルケアとは広義の意味では、家族や親族等親密な関係における複数のケア関係、そこにおける複合的課題、育児と介護、孫支援と介護など、少子化・高齢化におけるケアの複合化、多重化の問題に焦点を当てる概念としている。(ウィキペディア)

元々は先の内容の研究者が、身内の介護と子育てによる語源が発祥だが、時代の流れや社会背景により、少しずつダブルケアと言う概念のようなものが変化しつつあるようです。孫の面倒を見ながら自分の高齢の親を介護するケースや、甥っ子姪っ子など兄弟姉妹の子供の面倒を見ながら、親の介護をするケースなど、決してわが子と自身の親や夫の親の介護だけではないという時代が来ているようです。

私は、母の介護をしながら、子供たちを育ててきました。しかも、離婚という選択をしてしまったため、当時まだ2歳になるかならないかの次男と、小学校1年生になる長男を連れてのシングルマザー生活の始まりから過酷なダブルケアが始まったのです。

それまでは,実家を離れて結婚相手の故郷に住んでいたので、それほどの大変さを感じることなく、母のことで何かあれば義母がわが子を預かってくれながら母の元へ行き、介護を担うことも可能でした。でも、その頼みの綱が無くなり、全く誰にも頼れない介護と育児が始まったのです。しかも、仕事もしていかないと生活できないという・・・

バブルケアの基本的なケースかもしれません(笑)

現代の家庭背景は様々で、ダブルケアという語源の重さは、確かにわが子を育てながら親の介護と言うだけではくくられないものがあるのかもしれません。

ダブルケアはある日突然やってくるかもれません。その時までに考えておかなくてはいけない事とは?

私は、母が難病とわかったのが高校生の時・・・いつか母は、自力で動けなくなり、介護が必要になるのが他の人よりも早く来るかもしれない、とは、父からいつも聞かされていましたが、どことなく他人事でした。

でも、ある日母は自宅で激しく転倒し肩の骨を骨折してしまい、入院手術となったことから身体機能がどんどん落ちて介護が必要な体になってしまいました。

そのとき、私は長男がようやく2歳になる頃でした。遠方に住んでいたこともあり、飛行機を使わなければすぐに帰省することも出来ない距離なのをいいことに、母の元へ行くのは1年に1度、母が退院自宅療養しているときでした。

でも今までの母の体調とは明らかに違い、身体機能の衰えだけでなく、精神的なこともかなりの波があり、今まで以上に精神的に欝っぽくなっていたのです。

母に何をどうしていいのか?と考える余裕もなく、とにかく父の負担がかなりのものだったことから、ヘルパーに来てもらうこと、そのためには介護認定を受けさせることを説得し続けました。説得するまでに実に数年の期間を要しました。

我が家のようにダブルケアは様々な家族背景や問題をはらんでいることがあるために、これ、といった対処方法があるわけではありません。

ただ、家族間だけでは出来ない事、思いもつかないこと、限界があることを念頭に置きながら、地域包括支援センターや自治体に相談することが重要なのです。

そこから、様々な介護支援の策を教えてもらえることで、介護や子育てに対して少しでも荷を下ろすことが大切なのです。1にんで様々なことを抱えることは危険です。いつまで続くかわからない今の現状を少しでも第三者の手を借りながら長い道を歩んでいくことこそが大切なのです。

終わりに

今やダブルケアは女性だけの問題ではなく、男性も介護を担う時代となりました。夫が妻の介護をしている家庭が増えたのと同じように、息子が親の介護をする家庭も増えました。妻の親を夫が介護しているという家庭もあります。それに加えて子育てを夫婦2人で、というご家庭を見たことがありました。奥様が専門職でご主人は、元々専業主夫をしており奥様が働きに出て、子育ては2人で、というスタンスの中、奥様の親が介護が必要になり、ご主人が義両親の介護を担いながら家庭に入るというスタイルを続けていたご家族だったのです。新しいスタイルですが、このようなご家庭は少しずつ増えているようです。

ダブルケアにおける家族背景は様々だという現代に合わせてダブルケアの語源の内容も変わりつつあるのかもしれません。

私たちはいつか来るその時まで、色々な介護情報だけでなく、子育て支援情報も持ち合わせておきながら、いつでも対応できるよう、また、慌てないよう、不安に陥らないような心がまえが大切なのかもしれませんね。

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