親が要介護状態になったらあなたはどうしますか?

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誰もが経験するかもしれない親の介護

先日、ネットを見ていて介護という名の親孝行の呪い、と言う言葉を目にしました。日本の半数以上の方が、介護をすることは親孝行だと思っているという統計があるようです。私も親の介護をしているというと、親孝行ですね、と言われることがありました。いつもその言葉に疑問符が浮かんでいたのは、私は母が苦手だからだと思っていたのです。

母の介護をしていた私は、ある意味父が大変そうで、父のことを助けたくてと言う思いが半分以上でした。残りの思いは、母が強要してきたから・・・

娘が自分の面倒を見るのが当たり前、という思いを押し付けてきたからと、当時はシングルマザーとして父に色々と助けてもらいながら、生活をしていたからです。

誰のおかげで生活できてると思ってるの?

と言う言葉を発する母でもあったのです。

多かれ少なかれ、親の『老い』に直面することになるという事実は誰も同じです。その親が介護が必要になった時、あなたはどうしようと考えていますか?先日紹介した記事で介護離職のことを書かせていただきましたが、介護のために仕事を辞めることが親孝行なのかは、私はわかりません。

しかし、離職してまで介護をしなければならない家庭の背景には、ご家族やご本人のどのような思いや現実があるのでしょうか?生活が困窮する中での介護はとても悲惨な最期を迎えるご家庭も多いのです。

介護を全て家族だけで担うのか?それとも、福祉の支援を利用して半々で行うのか?もしくは全てを福祉の手に委ねるのか?

それは家族の背景や思いによって違いますよね・・・

介護が最善の親孝行?

親孝行って何だろう?そう考えたことはありませんか?

具体的に挙げてみると、親に何かを尽くすことが浮かんでくるかもしれません。それもある意味親孝行と言えます。

親が急に介護が必要になった時、

今まで親不孝ばかりしてきたから、これを期に介護で親孝行を、と考える方も多いのではないでしょうか?それは素晴らしいことでもあります。しかし現状として介護ができる時間や余裕が今のあなたに備わっていますか?

そこを考えて介護をどのように進めていくのかを考えなくては先が続かないと言ってもいいでしょう。先の見通しが介護には大切なのです。

介護=親孝行という図式が私にはあまりしっくりいかないというのが個人的な思いです。もろん、それが良いとか悪いとかということでもなく、介護をしないことを勧めているわけでもありません。しかし、親孝行=介護という観念ばかりにとらわれすぎて、離職をしてでも介護をしなければ親不孝になるのでは?と思うことは本末転倒だと思うのです。介護をしたくても出来ないご家庭もあったり、周囲の声に左右され、精神的にも辛い介護をしているくらいならば、せめて第三者の手を大いに借りるほうが親子の関係を程よく保ち介護生活を長続きさせることが出来るかもしれません。

それは、義理のご両親にも言えることなのだと思います。パートナーの親だからこそ、介護をどのように進めていくのかを家族間でしっかりと話し合う必要性はあります。

私はシングルマザーとして自分の両親だけの介護ですが、それでも兄と今後の母のことや父のことを話し合ってきました。

兄夫婦は遠方に住んでいることで、実際の介護を担うのは私ですが、両親に何かあったら兄はすぐに駆け付けてくれました。兄の奥さんも帰省すると協力的でとても助かったのです。

いつか来る介護のために準備しておくこと

介護をするかしないかはそのご家庭や介護者ご本人によって考えは違います。しかし、一つだけ大切なことは、介護を受ける側の方がまずこの先介護が必要になったとき、どのようにしたいかを最初に確認しておく必要があります。たとえその思いが介護する側の方々と違ったとしても、介護を受ける方の意思が最優先だと思うのです。

私の母はパーキンソン病という難病に若くしてかかってしまい、ジワジワと病状が進行してきているにも関わらず、そのような話が一切できませんでした。母との関係性の問題が大きかったのもありますが、父や母にとって、特に母は私が幼い頃より老後は娘の私が父とは母の面倒を見るののが当然と言ってきたこともあります。

しかし、病状が進行するにつれて、在宅での介護も困難になり、ヘルパーなどの第三者の支援もあまり受け入れたくはなかったははなので、私自身もどうにもすることが出来ませんでした。母は無理でも父と母の介護のことをもっと話しておくべきだったと後悔すらしてしまいました。

当時私は介護の仕事をしており、職場のケアマネやケースワーカーなどに、どうしたらいいかを相談していました。まずは、キーパーソンである父に母の在宅での介護をもっと第三者の手を借りて私たちが肩の力を抜けるような提案を少しずつしてみることや、私から母に話すことが根本的に母の機嫌を損ねてしまうことから、父から、父の思いとして母の介護をもっと手厚くしたいという旨を話してもらってはどうだろうか?という提案をもらいました。母は全く私の意見を受け入れてはくれない人でしたので、まずは父に話をしました。ヘルパーを実家に導入することも数年かかって父と母を説得し、ようやく動いてもらうほど、両親にとって、特に母にとっては他人に手を借りることは最悪ないけないことなど思っていたのです。それこそ、第三者の手を借りようとしている私は親不孝娘で母はいつも、『あんたに捨てられるんだね』と言われました。

我が家の経験は、タブー視していたことに目を背けていた、ということが話がややこしくなる要因ともいえるのかもしれません。母が難病とわかった頃から、もっと父とでも先のことを少しずつ話しておくべきだったと、後悔したのを覚えています。

まずは、ご本人の意向、ご家族の思い、先の見通しを具体的に想定したいくつかの選択肢を家族間で考えていくことが大切でしょう。もし、家族だけでは話しにくい、意見が分かれてしまうなどのことがあるならば、第三者の介入も効果的です。ケアマネなどの介護の専門家だけでなく、親戚など家族を知っている人に入ってもらうことも話がこじれることを防ぎながら建設的な話し合いができると思います。

その中で、介護を受ける側が現状としてどのような心身の状態にあるかを整理していきます。そして、それらを踏まえて在宅での介護が適切なのか?施設入所を踏まえて段階的に在宅から施設へを移行していくのか?を考えていきます。

どうしても、この先のことをどのようにしていいのかわからず、具体的な行動をしなければいけない現状にある時は、ケアマネージャーにお願いして動いてもらいます。

終わりに

介護が必要な状況になっても、なかなか何をどうしていいのかは、わからないのが現状です。まずは、介護保険の仕組みや、地域包括センターのことなどを情報として把握しておくことで、いざという時に全くわからないということはないかもしれません。

介護が必要になった時、まずは、かかりつけ医、地域包括センター、各役所などの介護保険を扱っている課へと相談してみましょう。そこからどこへ繋がったらいいのかや、どのような手続きをしたらいいのかを教えてくれます。

我が家は現在父が介護保険を申請し、要介護1をもらっています。普段仕事などでなかなか実家に行けないときでもヘルパーや訪問看護のおかげで、多少のことは任せられ仕事や家庭のことに目を向けることが出来ています。父の介護保険の申請は、母の経験があったからだと思っています。パーキンソン病が進行し、ギリギリまで父と私だけで母の介護をし、結果精神的に窮地に追い込まれるくらいに24時間365日休めることが出来ない状態が何年も続きました。介護保険を申請した時はすでには母は要介護3・・・

そこから要介護5で、全介助になるのには時間がかかりませんでした。

父の時は誤嚥性肺炎で入院をしたときに、医師から勧められ、父も納得した形で申請までスムーズにいったのは母のことを経験しているからでした。

介護保険のことを一緒に情報として父に知ってもらっていたことも良かったのかもしれません。

いつか来る家族の介護・・・それまでにできる準備はしておくに越したことはないと経験上思っています。どのような介護状態になるかは、誰しも予測できないのですから・・・

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