在宅介護の限界の見極め

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家族介護の限界をどこで見極めるか?

家庭によって看取りまで自宅で過ごさせてあげたいなど、事情は様々です。

限界ってどこで見極めたらいいのか?

日本人は忍耐の方が多いので、結局限界を超えてでも頑張ってしまう傾向もあるかもしれません。

施設入所に抵抗があると、なかなか決断までに至らない、と言う家庭も多くあるでしょう。そうなると限界まで家族で何とかしようと頑張ってしまう事もあるかもしれません。

家庭の事情によっては、限界が来ても経済的な事も考えると、なかなか施設入所へ踏み切れないケースもあります。

経済的な見通しも必要

また、入所となると経済的な事も考えなくてはいけない、何年その場所で過ごすのか?等見通しがつかないと、ある程度のお金が無いと不安でもあります。

施設によっては経費で入所できる所もありますが、その費用はピンキリです。

安い所から埋まる傾向もあるようで、申し込みをしても何年も待っているというケースも少なくありません。

施設入所の条件と考え方

高齢者の施設を調べると色々あります。

※自由度が高い施設か?

※職員がしっかりケアしてくれる昔ながらの施設か?

※認知症など手厚いケアが必要になったら他に移らないといけないのか?

※家庭的な雰囲気か?

施設入所でも考えることはいっぱい・・・

入所への考え方は家族と本人の意向を踏まえ、よく話し合いながら考えることも大切です。

我が家もその時期になって

我が家の父は、サービス付き高齢者住宅という施設へ入所して1年になります。

そこに決まるまでに色々と見学をしました。(私が(笑))

父はとにかく

自由度が高くて施設施設していない所

が条件だったので、それにマッチングするところを専門の方にお願いして探してもらっていました。

認知症と診断されても、施設の見守りの中で穏やかに過ごすことが出来、また、看取りまでそこで過ごせることが条件でもありました。

中には、外出や外泊は自由。基本施設側は見守りをしながら、ご本人の意思を尊重しての生活をさせてくれる所もありました。また、認知症になってもGPS機能の機械を持ち歩くこともできる、と言う施設でした。

ホテルのような所で、施設っぽくない立派な所でした。でも決めたのはごく普通のサ高住。実家から近いところで昔から父も知っている場所で決定したのです。

在宅生活の限界は家庭によって違う

父の施設入所の限界は1人での生活は困難になってきたな、と家族の私たちが感じていた所からの施設探しのスタートでした。

見た目はしっかりしているように見えるため、

親戚などの身内からは

全然しっかりしているでしょう

と言われますが、生活の中で出来ないことが増え、体力も落ちてきました。

ちょっと動くと

はぁ~こわいな~(北海道弁で疲れた)

と言っては座り込んでしまいます。また、お金の管理も出来なくなり、兄が管理しはじめたのも限界と感じた要因でした。

生活面では腐ったものを食べてしまったり、ごみを出す曜日もわからないため、たまったごみから

コバエが出てくる始末・・・そのため、私がこっそり行って片付けをすることで、自分で生活できていると思い込んでいるのです。

父の前で掃除を始めると

自分でできるからしなくていい

と拒否。我が家の限界はこれ以上生活が困難になる前に父に入所を勧めることでした。

認知面がもっと低下して入所へ話を進める家族を見てきましたが、本人の拒否が強く、中には暴れて大変な家庭も見てきました。

そうなる前に、今、父が弱気になっているうちに入所へ持っていくことがお互いのためだと考えました。

忘れないようにしないと

父の口癖でした。

今までは

忘れることなんてない!

と言い張るほどだったのに、父自身が物忘れが酷いことを自覚してきたのです。

限界の見極めの考え方は色々・・・

家族間で話し合いながら、想定出来うる先の事も考え見通しを持っておくといいでしょうね。

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