介護用品の選び方は?選んでくれるプロはいないの?

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介護用品と言っても色々あってどれを選んでいいのかわからない人が多い

今や介護産業と言われるほど、介護用品は色々あります。こんなグッズがあったらいいな、の声が少しずつカタチになっているような感じですね。

介護用品は、介護される方の心身の状態に応じて、うまく利用することで自力で出来ることが増えたり、事故予防になったりする、介護には無くてはならない大切なアイテムです。

私の母も介護用品には随分と助けられました。母が出来なかったことや、生活の中で不便を感じていたことを介護グッズが手助けになってくれました。

母の患っていたパーキンソン病は、特に足の関節が変形し固まってしまうために、靴は色々なものを取り換えながら履いていました。最終的には補装具で脚を固定して歩行訓練を受けていましたが、その前までは、専門の靴屋さんにお願いして、特注の靴を作ったり、介護用品の足に負担のかからない靴を何族も履き替えていたりしました。

私たち家族も昔は母にとって介護用品なんて必要はないと思っていました。特に母自身が介護グッズにはかなり否定的で、使う事すら嫌がった、ということもありました。でも、病状が悪化していくと、普通に使っていた生活用品では母1人では使う事すら難しくなり、結局人の手も借りたくなかった母は、介護グッズをしぶしぶ使っていた、そんな感じでした。

そんな数ある介護グッズの中でも、靴と食事の時のスプーン、フォーク、箸、茶碗、コップは色々な用途に合わせて買い替えたり、使い勝手を母と確認して選んでいました。

介護の仕事をするまでは、介護用品自体がどんなものがあるかもわからずどのように手に入れるかも知りませんでした。

介護の仕事をするようになってからは情報が色々と入り、介護用品の利用の仕方や、中にはレンタルできるものがあることなども知ったのです。

介護保険で購入できる介護用品もあるのです。またそれは控除の対象にもなります

介護保険で控除されるのは、介護サービスだけではないことを知っていますか?

介護用品の購入も控除に含まれるのです。購入費が控除の対象となる介護用品の販売を『特定福祉用具販売』と言います。特定福祉用具販売とは、自宅での介護負担を軽減させるのに、必要な用具の購入において年間10万円以内まで(支給限度基準額)の資金援助を受けられるサービスのことを言います。特定福祉用具に指定されている介護用品は、品質や形状の変化など消耗が激しく再利用が難しいという特徴があります。逆に指定されなかった用具は再利用しやすいものが多く、そのほとんどがレンタルで利用することが出来ます。

● どんな制度なの?・・・介護保険被保険者は特定福祉用具を購入するときに、支給限度基準額内で資金援助を受けることができ、1割負担(高所得者は2割負担)で、用具を購入することができます。ただし、同一年度の中で基準額を超えてしまったら、その分は自費になってしまいます。あくまでも10万円という枠が限度内という事なのです。

●支給対象者・・・利用対象者は、要支援1~2、要介護1~5までの介護認定を受けた方に限ります。介護認定を受けなければ控除は受けられないのです。第2号被保険者(40歳~64歳の被保険者)については、要介護となった要因が16種類の特定疾病による場合が認定の対象となります。

●支給限度額・・・同一年度内10万円までとなっています。この限度額を超えた分は自費で払わなければなりません。年度が更新されると、また10万円という限度額になります。特定福祉用具販売での支給費は在宅サービスの支給限度額とは別枠で累積されます。

●購入可能な介護用品・・・腰掛便座、児童排せつ処理装置の交換可能部品、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトの釣り具部分 

※基本的に同一種目の商品の購入は出来ません。購入時はケアマネへの相談が必要になります。

他には、レンタル用品もあります。レンタルする場合は月額1~3割の負担で借りることが出来ます。

●レンタル対象となる商品・・・車いす、車いす付属品、特殊寝台、特殊寝台付付属品、床ずれ防止用具、体位変換機、手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖、認知症俳諧感知器、移動用リフト(吊り具の部分を除く)、自動排せつ処理装置。

これらは、介護度の度合いによって対象となるか、ならないかに分かれます。

以上の購入やレンタルにおいても必ずケアマネへの相談をしながら、ケアプランに盛り込まなくてはいけないのです。

購入リストにないものを購入しても控除にはなりませんし、レンタルできるものを購入しても控除はおりませんので、注意が必要です。

もし、わからなければ、ケアマネや福祉用具の相談員などに聞いてみてください。

私の父は、何でも購入してしまいました(笑)申請が面倒だったというのもありますが、

人が使ったかもしれないものを母に使わせるのはかわいそうだという思いが強く、ほとんどの者は購入してしまったのです。ベッドサイドに置く、テーブルまで購入し母亡きあとは、父がベッドサイドテーブルとして使っています。

介護用品は介護される方の状況に応じて選びましょう。わからないときは介護のプロにお願いしましょう

介護用品は本当に色々あります。食事用のエプロンひとつとっても、食べこぼしをブロックするポケットつきや、長さがありテーブルまで広げて、その上にお膳をおけるものなど、介護者の食事の様子に応じて選ぶとこができます。

また、お茶わんや、食事用の食器も、取っ手がついているもの、軽いもの、お皿自体が少し斜めになっていて食べ物を集めやすい形状になっているものなど様々です。

スプーンなどの自助具一つでも様々な種類があります。

特に在宅で介護をしていると、介護用品は様々な場面で必須になっていきます。そんな時、訪問してくれているヘルパーや看護師などに、どんな用品がいいのかを聞くことで介護される側もする側もストレスなく、日々の生活を送ることが出来ます。

母が在宅で介護を受けていた時は、ヘルパーさんが色々なアイディアを出してくださって助かりました。

母は先にも述べたように、介護用品と知ると途端に使うのを嫌がるので、そう見えない用品を選ぶことを教えてくれたり、介護用品でも母が不便を感じている時は根気よく母のプライドを傷つけないように時間をかけて話をしながらその用品がいかに母にとって良いものかを伝えてくれることで、在宅介護の負担を少しずつ軽減してくれる手伝いをしてもらいました。

レンタルや控除になるような用品は必要ないけれども、食器や、靴、エプロンなど日々の生活の中でちょっとした細かいものが必要という方も多いかと思います。

今では、大型店舗などでは介護用品のコーナーが設けられ、ちょっとしたものは手軽に購入できるようになりました。その売り場のスタッフさんの中には介護用品について勉強をしている方もいらっしゃいますので、色々と聞くこともできます。

でも用途に合わないものしか売っていないケースもあるので、そんな時はケアマネや、ヘルパーにカタログをお借りして見せてもらったりしていました。また、介護用品を扱っている店舗へカタログをお願いすると届けてくれる会社もあるので、それを常備しておくと便利です。

今では、インターネットの普及でネット通販も結構ありますので、家にいながら必要な介護用品を購入することもできるようになりました。

終わりに

今や介護用品もけっこうデザインや形もおしゃれになって、母のように介護用品に抵抗がある人でも気軽に使えるようになったような気がします。

紙おむつでも、腰回りお尻周りがすっきり見えるような薄さになったり、介護用の服も一見したら、普通の服と変わらないものも沢山出回ってきました。

母が病状の悪化とともに、コップのみがうまくできなくなってきて、むせがひどくなってきたときに、介護用の湯飲みを買ってきたことがあります。高齢者の入所施設でそれを使っていた方々が、むせることが少なくなりデザインも普通の湯飲みのようにおしゃれだったので購入したのですが、母にとっては、その湯飲み全部が見るからに介護用に見え、一度使っただけで後は全く使おうとはしませんでした。

それは、湯飲みの底が▽になっており、底上げになっていることで飲みやすい構造になっていること、湯のみなのに、大きな持ち手がついていたこと、これが母にとってはいかにも介護用品という感じがしていやがったのです。

私にとってはそうみえないと思っても、介護される母にとってはいつも目を光らせていたがゆえに、介護用品と見えてしまったのですね。

介護用品は介護される方の思いもくみ取りながら、使い勝手の良いものを選ぶことも大切なんだと、母を通して学びました。

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